暑い日々が続きすぎです。頭がドキュンドキュンしてきました。煙がもうもうと立ち込める日も近いですね。
どうも、ゆっちーぬです。なぜゆっちーぬになったかと申しますと、ゆっち+イヌで、短くなってゆっちーぬです。
私、前世はイヌでした。
そして前前世はゴリラでした。
そして、例の前前前世はカッパでした。
そういうわけで、犬の気が出てきて、半分犬に戻ってしまったわけです。
まぁ、そんなことは別にどうでもいいですね。
さて、本日は、以前の記事でも少し書かせていただいた、電力のことについてです。
先日完成しましたリグ1号ですが、構成はこちらの記事で紹介しましたとおりです。グラボはGTX1070が6枚でした。それだけなら一応安定稼働しておりました。
それが、昨日、AMD Radeon RX570を6枚追加しまして・・・。
MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G OC グラフィックスボード VD6330
(彼らを6枚です。RX570をはじめとするRadeon系はethを掘るのに向いています。GTX1070には劣りますが、値段が1070に比べてかなり安いので、コスパは高め)
もちろんそれにともなって、750Wの電源も2つ追加しました。
Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB -750W -NON DPS- 80+GOLD PC電源ユニット PS672 PS-TPG-0750FPCGJP-R
彼らを2つ。ちょっとリグをキラキラさせようと、RGBLED付きのものにしました。
これで、リグ構成は、Geforce GTX1070 × 6 + Radeon RX570 × 6で、電源が750W × 4になりました。そして、配線をコジコジして、ようやく設置も完了、いざ電源投入! 回りはじめる電源ファン、RGBLEDが光る。GPUファンも静かに回りはじめる・・・はずだったのですが。
OSが認識したのは10枚・・・新規追加したRadeonRX570が4つしかありません。まぁ、最初から全てうまくいくことなんてむしろありえない、ということは、最初のマザーボードで学習済みです。さて、ケーブルの配線から、ライザーカードの刺さり具合、PCIスロットの変更などいろいろ試してみました。
するとどうでしょう、認識枚数は9枚に。・・・減っとるがな!
あれやこれやいじりまわして、また10枚に戻りましたが、やはりそれ以上は認識しない。グラボを確認しますと、1枚はファンも回っておりません。
とりあえず、原因はネットでいろいろ調べてみるとして、10枚でも稼働しておこうと、10枚でのマイニングをはじめて、これまた異常発生。
それまでGTX1070の6枚構成だったときは、GPUのファンスピードは常に100%で温度も60℃程度だったのが、なぜか80℃になっているのに、ファンスピードが50%を切っている・・・、で、リグが落ちる。
こ、これは・・・
ちょっと電卓を持ち出して計算開始です。
GTX1070の熱設計電力(TDP)は150W、RX570のTDPも150W、オーバークロックやらはしていないので、基本的にTDPの電力で動いています。
つまり、GPUだけで 150W × 12 = 1800W となります。
用意している電源は750W × 4 = 3000Wなので余裕なはず、電源もちゃんと動いている。1500Wの壁のため、コンセントは別の口からそれぞれとっています。
となると、あとは、コンセントからの電力供給の問題しか考えられません。
リグ部屋へのブレーカーは、確認した所、20A一つだけでした。つまり、その部屋で使える電力の最大値は
20A × 100V = 2000W……
2000W…
( ゚д゚)エッ!?
超えてんじゃん! そんなん余裕で超えてんじゃん!
なぜ、10枚は動くのか、なぜファンは100%で回らないのか、全てこれで計算が合います。
つまり、150Wの10枚で1500W、rigマザーへの供給がCPUなども考慮して150W程度、同じ場所にあるメインPCが250W程度、そこに、フル稼働扇風機20W、モニター2枚40W、無線LANルータ20W(わざわざ電力のかかるNetgear製でした・・・)、ONUが20W
あゝ、ちょうど2000W、ぴったり2000Wですよ。
謎はすべて解けた!(かもしれない
つまり、リグが落ちるのは、GPUの温度が上がって、ファンの回転数が上がると、カツカツの電力量が、オーバーしてしまって、温度上昇での保護回路か、電圧低下での保護回路がはたらいて、落ちるわけですね。
うーん、マンダム。
これの解決策は、もう電力会社へのブレーカーの変更依頼くらいしかないです。20Aではなく、40Aへの変更、これ。
4000Wなら、あと6枚くらいのリグをもう一台くらい追加しても大丈夫そうですし。
もしくは、長い延長コードで他部屋から電気を引っ張ってくるという手もあるにはありますが、これは見た目の面でも、安全面でも、温度保持の面でも現実的ではありません。
まさかパソコン自作して、電力会社に電話をかけることになるとは・・・。
マイニング道は深いです・・・。