Nvidia GPUにおける最適アルゴリズムについて

皆さんこんにちは。

復活したNicehash、とても良いですね。昨日の記事にありますように、いまだ¥3000/dayで走っております。

さて、本日は、Nvidia系GPUを使ってminingするのに、一番適したalgorithm(アルゴリズム)はなんだろうという件です。
実はあんまり情報がなく、ググっても海外のRadditとかそのあたりの掲示板情報がメインで出てくるくらいです。
調子にのって英語を使っているのではなく、海外miner勢にも情報を共有できればと思っているのです。

Contents

Nvidia Geforce GTXでのマイニング

実際のhashrate(ハッシュレート)を細かく比較しても、例えばOSの違い、poolの違いなどありますので、なかなか難しいと思います。

また、同じNvidiaGeforceGTXでも、メーカーによって性能(hashrate)が違ってきます。これもまた、一概にNvidia系はどのコインを掘ったらいいと言えない原因だと思います。

アルゴリズムのテスト環境

ですので、完全に私の環境(GPUは全てGTX1070、メーカーはManliASUS玄人志向、8枚の環境です)でのおおよその¥/dayで見ていきます。あくまで感覚的なものなので、参考程度にして頂けたらと思います。

私はOSをEthOSにて、OSのオーバヘッドのなるべくない状況で、poolをAsicPoolVIPPoolNicehashPoolといろいろ使ってみました。

試したアルゴリズムはmonacoinのlyra2rev2、zcashのequihash、moneroのcryptonight、dashのx11、ethereumのdaggerhashimotoです。

各コインの採掘

イーサリアム


まずはイーサリアム。こちらはすでにWeb上で、AMD系の方が相性がいいという情報が多数出ており、Nvidiaでも掘れるが効率は悪いという意見が多いです。
私の環境でも¥2000/day(11月頃)でした。Nvidiaの性能をフルで使うにはちょっともったいない気がします。
一時的に稼働させていたMSI Radeon RX 570 ARMOR 4G OCとハッシュレートがコスト程は変わりません。(gtx1070 27MH/s程度、rx570 23MH/s程度)
ちなみに消費電力は他のアルゴリズムと変わりませんでした。

ダッシュコイン


そしてDASHですが、x11アルゴリズムもまたNvidiaとはそんなにあっていないようで、あまり良い成績ではなく、すぐに違うアルゴリズムにしました。

モネロ


お次はモネロです。モネロのcryptonightでのハッシュレートはrx570とほとんど同じで、Nvidiaであるメリットはありません。
ただ、消費電力は他のアルゴリズムに比べて半分です。
つまり、冬にこのアルゴリズムで回すと部屋が寒くなります。
夏はこのアルゴリズムにしておくと、涼しくなります。
そのため、8月、9月頃はcryptonightで回していた時期があります。¥1000/day程度でした。

モナコイン


さて次はモナコインのlyra2rev2ですが、12月上旬のモナコインが1800円代の頃で、¥2800/dayくらいでした。モナは値上がり続ければ大きですし、Nicehash以外のプールで掘るなら、Bitcoin換算もされないので、おすすめです。nvidiaとの相性はかなりいいと思います。

ジーキャッシュ


そして真打ち登場、Zcashのequihashです。こちらはrx570の310Sol/sとは大差をつけて、430Sol/sとNvidiaのコストに対するパフォーマンスが素晴らしいです。

Nvidia系GPU最適アルゴリズム

最適アルゴリズムは…

というわけで、Nvidia系はequihashのアルゴリズムがおすすめですというまとめになりました。

もっと高性能のNvidia Titan Vなどのクラスになってくるとまたいろいろ事情は変わってくるでしょうが、マイニング使用という一点ならば、GTX1070がもっともコスパが良いと思われます。

NiceHashにての稼働状況

現在、私もequihashをNicehashプールにて動かしています。

こんな感じで、GTX1070のTDP(Thermal Design Power:熱設計電力)いっぱいの150W程度で回ります。
ただ、それに対するペイは¥3000/dayなので、簡単に計算すると
150w × 8 × 24h = 28800w/day
kw/hにつき25円計算で28.8kw * 25 = 720円となります。(月の電気代は21600円)
日次損益は3000 – 720 = 2280円となります。

あくまでBitcoinが現状維持の計算ですが、月次損益で68400円
GTX1070が現在45000~50000程度で手に入る計算ですから、8枚だと47500 * 8 = 380000とすると、5.5ヶ月でのペイになります。

ここ数日、Bitcoin相場が荒れており、ボラティリティが高い状態です。
右上がbitflyerでのBTCJPYのチャートですが、12時間足、ほぼ1ヶ月のチャートで高値が2,312,100円、安値が1,309,505円とその差100万円です。

ですので、上記試算も2ヶ月で設備投資がペイできる可能性もあれば、半年でもまだ全額ペイできない可能性もあります。

ただ、この荒れた相場でも、日足ではまだハッキリとした下降トレンドが出ておらず、しばらくは150万~250万(各上下幅2~30万あり)の間でのレンジ相場になるのではないかと予測しております。

基本的にマイニングでコインを掘るのは、そのコインを保持することになるので、Long(価格が伸びると利益)状態になりますが、Bitcoinだけでなく、各仮想通貨の12月からの伸びをみると、多少の上下はあれども、仮想通貨市場全体は上昇していくのではないかと踏んでおります。

マイニングしたコインはFXと違い、ロスカットも追証もないので、下がろうが無視してがちホールドしておけば、いつかしあわせになれると思っています。

皆さまに爆益もあらんことを祈りまして、本日は失礼します。


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